発達障がいのある子を対象にした安全指導のワークショップで、部屋を暗くしてプロジェクターで映した映像を見てもらうことがあるのですが、映像が終わった後に部屋の電気をいきなり明るくすると不調を訴える子がいます。
光に対する感覚が過敏な子の場合、窓から差し込む光の量や急激な光の変化で苦痛に感じることがあります。
このような場合、いきなり部屋の電気をつけるのではなく
部屋の後方の電気だけをつけたり
電機は付けずにカーテンの開け閉めで光の量を調節したり
座る席の配置を配慮して光に過敏な子はあまりまぶしくない席に座ってもらうなどして
刺激を緩和する工夫をします。
ひかりに過敏な子の中にはノートや教科書の白い紙に反射する光で文字が読みにくい子もいます。
遮光レンズのめがねを着用する、窓から離れた席に座るなどの工夫で軽減することができます。
見た目ではお子さんが抱えてるつらさがわかりづらいので
困っている様子があれば、何に困っているのか一緒に考えて
適切な対応をしてあげることが大切です。