視力には問題がないのに左側または右側どちらかの片側の空間を認識しづらい人がいます。
(左側の空間が認識しづらい場合が多いです)
脳出血や、溺れたり窒息したり事故で頭を強打するなどして脳にダメージを受けることで生じます。
認識しづらい側の空間にある物や人、自転車や車などにぶつかりやすくなり、事故の危険性が高まります。
本人に自覚がない場合もあり、周囲からそそっかしい人と思われたり、発達障がいの一種と誤診される場合もあります。
認識しづらい空間があるという自覚があれば、目だけではなく頭や体ごと動かして認識しづらい側を確認することである程度対応することもできます。
いつも左側にある物にぶつかる、食事の際に左側にある食べ物だけいつも残すといった傾向が見られる場合は、半側空間無視の状態ではないか、精密検査を受けて確かめてみることも大切です。